CASLIIアセンブラ & シミュレータ PyCASL2 & PyCOMET2

概要

PyCASL2, PyCOMET2は CASLII のアセンブラおよびシミュレータです。 大阪大学基礎工学部情報科学科3年生の「情報科学演習D」で用いるために開発されました。 演習用に一部の仕様が拡張されています。

拡張された仕様

  • 汎用レジスタGR8が増設されています。GR8はスタックポインタ(SP)を兼ねており、GR8の値を変更することはスタックポインタの値を変更することと等価です。また、RPUSH, RPOP命令ではGR8も操作対象となっています。
  • DC, DS命令はRET命令とEND命令の間にのみ、置くことができます。(pycasl2 1.1以降) START命令とRET命令の間に置かれた場合はエラーになります。

動作環境

実行には、Python2.4以降が動作する環境が必要です。 (Python2.3以前でも動作する可能性はありますが、未確認です。)

ダウンロード

インストール

ダウンロードしたファイルを展開し、以下のコマンドを実行してください。

> sh install.sh

引数を与えると、そのディレクトリに実行ファイルを作成します。

> sh install.sh ~/bin

ライセンス

PyCASL2, PyCOMET2はGPL2に基づくフリーソフトウェアとして公開しています。

謝辞

水野修先生が作成された CASL IIアセンブラ/COMET IIシミュレータ を参考に作成しました。仕様決定には肥後芳樹先生にアドバイスをいただきました。 デバッグには肥後芳樹先生、およびTAの兼光智子さん、西野稔さん、宮本敬三さん、山田慎也さんにご協力いただきました。